ポカンシャという名前の由来

実は山小屋の真っ赤なポストには、半年ほど前から「歩緩舎・ポカンシャ」という名前が書かれている。
わたしは、ジョギングを始めるときにも、ウェアや専用シューズを購入してから始めるタイプ。まずは準備を万端にしてから取り組みたいのだが、準備を楽しむだけで終わってしまうこともたまにある。
一人出版社を始めるにあたり、まずはじめたことは一眼レフカメラの練習、次に編集ソフトのインデザインの勉強だった。新しいことを始める時は、誰かに聞くのが早いのだけど、何を聞けばいいのかすらわからなかったから、聞く人の見当がつかない。周り道になること覚悟で(それを楽しもうと)手当たり次第にやってみることにした。
その中の一つが、ISBNと書籍JANコードの取得だ。書籍の裏表紙についているバーコードで、書店で販売するために必要なものである。販売ルートはまだ決めていないけれど、準備の一つとして取得することにした。
取得のための必要条件の一つに、出版社として場所があること、そしてポストに出版社の名前が書いてあることという項目がある。そこで早急に山小屋にポストを設置し、出版社の名前を決定することにした。
ポカンシャは、ずっと頭に浮かんでいた名前だ。意味をよく聞かれるのだけど、緩く歩く、ポカンとしている、どちらも後付けの理由。音の響きもピンとくるけれど、名前の由来ではない。
名前の由来は、ちょっと恥ずかしいから、ここに書くのはもう少し先に延ばしたい。
気がついた人はちょっと変態な人な気がするけれど、もしも分かったら「にやり」と笑うか、こっそり聞かせてください。